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ラルーナ文庫 仁義なき嫁シリーズ17冊セット 群青編 星月夜小話地 緑陰編ほか
「昭和11～12年に出版された著書\r聖処女\r長篇小説\r\r聖処女（初版）\r新潮社刊\r昭和11年2月5日発行　新菊判　函、パラフィン紙カバー\r装幀 恩地孝四郎\r国立国会図書館デジタルコレクション　http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1220852\r参考価格　40,000 ～ 60,000\r入手困難度　★★★\rパラフィン紙カバーに書名が印刷されています。このパラフィン紙カバー付きは非常に希少です。また、函なしの普及廉価版も存在します。\r（室生犀星博物館ＨＰより）\r\r「［聖處女］は昭和十年九月から十一月までの三月間、東西の兩朝日新聞紙上に連載したもので、作者はこの作に於て長篇小論としての手腕を何等かの意味において試練しようと企てた。この作に現はれるさまざまな人物の性格描法はこの意味から相當の成果を擧げたやうに考へられる。\r　室生犀星」（現代長篇小説全集　第四巻収録の「聖処女」跋文」）\r\r「「聖処女」は最近の私にとって荒々しい、止むに止まれぬ抒情詩を物語らせた一篇である。私は本篇によって物悲しい少女の運命を描こうとしたのではなくて、寧ろ彼女がどういう風に人生の宴に従がうかとしたことに触れたいと思うたのである。本篇、「振子」中十数枚、および大尾に三十枚を書き加えた」（巻末により）\r\r新潮社・昭和１１年２月初版発行の室生犀星「聖処女」函付きです。\r装幀は、前衛的な表現を用いて、日本において版画というジャンルを芸術として認知させた恩地孝四郎です。パラフィン紙カバーは付属しません。（パラフィン紙カバー付きで東京神田・玉英堂で88,000円で出ています）本作品の普及版は昭和１２年、新日本社版は昭和２２年に刊行されています。\r経年のヤケ、小シミ、小スレがありますが、本文にはシミは少なく、書き込みや蔵書印などはありません。経年の割には函、本体とも造りは確りとしています。\r８８年前の古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。